お揃いの前掛けエプロンで一体感を😆
オリジナルウェアと聞いて誰もがぱっと思いつくのはTシャツやパーカー、ブルゾンなどの衣類だと思います。 しかしシルクスクリーンで製作できるのはそれだけではありません。 居酒屋やカフェなどでよく見かける前掛けエプロン。 実はあれもシルクスクリーンでプリントすることができるんです。 ただ日常生活においてあまり馴染みのないアイテムなのでネットで検索しても制作事例が少なく、参考にならないことがほとんどですよね。 そこで今回は前掛けを作るときのコツなどをまとめてみました。
★商品の選び方
前掛けに限ったことではないのですが、オリジナルウェアを作る上で不可欠なのが商品選びです。 Tシャツ類よりも数は劣るものの、前掛けにもいくつかバリエーションがあります。 第一に注目すべきは丈の長さ。 一般に前掛けというと膝下くらいのロング丈のものを想像される方が多いかもしれませんが、中にはショート丈のものも存在します。 ロング丈だとキリッとした雰囲気になりますし、ショート丈だと活発で可愛らしい雰囲気になります。 丈の長さ一つで相手に与える印象が左右されますので、自分たちの使用用途に合わせて商品を選びましょう。 それから意外と見落としがちなのがポケットの有無です。 ポケットがついていると何かと便利ですが、プリントできる位置や大きさが制限されてしまうというデメリットもあります。 デザインを目立たせたい場合、なるべく大きめにプリントしたい場合は多少不便でもポケットがついていない商品の方がおすすめです。
★デザインの決め方
使用する商品が決まったら次はいよいよデザインの作成です。 他のアイテム、例えばTシャツだと前面や背面、袖などいろいろな場所にプリントできるのでデザインの自由度も高いですよね。 ところが前掛けの場合はそういうわけにもいきません。 前面にしかプリントができないので「何をどのように印刷するか」がかなり重要になってきます。 中央部分に大きくプリントするもよし、あえてワンポイントにするもよし。 版の大きさや色数に応じて見積もり金額が変動するので予算と相談しつつ決める必要があります。 スタッフ用として製作する場合はお店のロゴやマークを入れるのが主流ですが、一からデザインを考えるのってなかなか大変ですよね。 どういうデザインにすればいいか迷った時は業者のHPにあるデザインテンプレートなどを参考にしながら作っていきましょう。 シンプルに文字を入れるだけでもフォントやレイアウト、インクカラーを工夫すれば世界に一つしかないオリジナルの前掛けを製作することができますよ!
★前掛けを作るメリット
何よりもまずお揃いのものを身につけることで一体感が生まれます。 基本的にフリーサイズなのでオリジナルウェアを作るときによくある「どのサイズにしたらいいか分からない‥」なんて問題に悩まされることもありません。 さらに腰紐でウエストの調整ができるため、体型が変化しても大丈夫。 他の衣類とは異なり、オールシーズン使用できるのもメリットの一つと言えます。 前掛けは商品単価が高めに設定されていることがほとんどですし、年中通して着られるのはありがたいですね。 ユニフォームとしての着用やイベント会場での使用だけでなく一味変わったプレゼントなどにも良いのではないでしょうか。
注意点
どれだけ良いものを作ってもすぐにプリントが剥がれてしまったり、色落ちしてしまったりしたら残念ですよね。 シルクスクリーンプリントで製作した商品を長く着用するにあたって気をつけたいのが「洗濯の仕方」です。 通常シルクスクリーンはインクが定着するまでに一ヶ月以上かかると言われており、市販の商品はある程度日数を置いた上で販売されています。 でもオリジナルプリント業者の多くは発注者の手元にできるだけ早く届けるために短期間で製作→発送を行っています。 商品が到着してそれほど日が経たないうちに洗濯するとインクの劣化を早める原因になるので、少し期間を置くようにしましょう。 また、期間を空けて洗濯する場合もプリント部分に負荷がかかるのを避けるため、専用のネットなどに入れて洗うのがベストです。
少しばかり面倒ですが、このように手間をかけることで長く着続けることが可能となります。
★まとめ
以上、ここまで前掛けを作る際のポイントについて紹介してきました。 これから前掛けを作ってみようかなと考えている方はぜひ参考にしていただければと思います。